続落、米政府は大規模な景気支援策を協議も見通し改善せず=NY原油概況
NY原油先物4月限(WTI)(終値)
1バレル=26.95(-1.75 -6.10%)
 ニューヨーク原油の期近は大幅続落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比1.75~1.67ドル安。その他の限月は1.50ドル安~0.03ドル高。 
 新型コロナウイルスの蔓延を受けて、主要国がイベントの中止や人の移動の抑制など感染拡大の阻止に動いていることで石油需要は落ち込む見通し。経済活動の停滞による需要見通しの悪化にも関わらず、世界最大級の産油国であるサウジアラビアやロシアが増産に向かっていることも圧迫要因。米国では最大1.2兆ドル規模の景気刺激策が協議されているが、悲観的な需要見通しに変化はみられない。
 時間外取引で4月限は30.30ドルまで堅調に推移したが、通常取引開始を控えて上げ幅を消した。その後は売りが強まり26.79ドルまで下落。2016年以来の安値を塗り変えた。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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