ドルと円がいずれも強含む=外為どっとコム総研 神田卓也
ドルと円がいずれも強含む
14日のドル/円は、109円台後半でのもみ合いが続き、終値ベースでは0.1%未満の小幅安。新型コロナウイルスを巡る懸念がくすぶる中、ユーロや豪ドルなどが軟化した一方でドルと円はいずれも強含んだため、ドル/円には方向感が出なかった。
本日は、米国がプレジデンツデー(ワシントン誕生記念日)の祝日でNY株式・債券市場が休場となる。経済指標等のイベントもない事から、新型ウイルスを巡る情勢に大きな変化がなければ、ドル/円は小幅な値動きが続きそうだ。なお、今朝方中国湖北省が発表した16日時点の新たな新型ウイルス感染者は1933人、死者は100人と、依然として拡大が続いている。ただ、いずれも前日(感染者2420人、死者139人」)から拡大ペースは鈍化している。
執筆者 : 神田卓也|株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 証券株式会社を経て、1991年㈱メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年同社入社。