リスク回避の円買い続く、新型肺炎の感染拡大が止まらない=東京為替概況
23日の東京為替市場でドル円は109円半ばまで下落。今月半ばまでの円売り・ドル買いが巻き戻されている。中国・武漢で発生した新型コロナウイルスの感染拡大がリスク回避の円買いを後押ししている。
23日の中国国営TVによると、中国国内の感染者数は571人、死者は17人に達している。感染拡大は止まっておらず、25日からの春節で感染者が世界的に広がるリスクがある。春節の間に日本を訪れる中国人はかなり多いが、円売りはみられず。
欧州中央銀行(ECB)理事会を控えて、ユーロ円は121円半ばまで下落。ユーロドルは1.10ドル後半でやや重かった。本日、ラガルド新総裁が戦略見直しを発表する見通し。
豪ドル/ドルは0.68ドル後半、豪ドル円は75円半ばまで上昇した。昨年12月の豪雇用統計が堅調だったが、追加利下げ観測は払拭されていない。
NZドル/ドルは0.65ドル後半を中心に小動き。円買いに押されNZドル円は72円前半で弱含み。明日の東京早朝には昨年10-12月期のNZ消費者物価指数(CPI)が発表される。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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