今夜の注目材料は=外為どっとコム総研 神田卓也
今夜の注目材料は=外為どっとコム総研 神田卓也
東京市場のドル/円は、米中対立への警戒感が広がる中、108.28円前後まで軟化して1週間ぶり安値を更新。もっとも、中国副首相の楽観的な見解が伝わると下げを埋める形で108.60円前後まで切り返すなど、米中問題を睨んで神経質に上下しました。欧米市場の動きが気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。
11/21(木)
16:30 スイス7-9月期鉱工業生産指数
16:45 仏11月企業景況感指数
17:10 メルシュECB専務理事講演
17:30 香港10月消費者物価指数
18:40 デギンドスECB副総裁、講演
21:30 ECB理事会議事要旨(10月23日-24日分)
22:30 メスター米クリーブランド連銀総裁講演
22:30 米11月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
22:30 米新規失業保険申請件数
22:40 ポロズ・カナダ中銀総裁講演
-----☆南ア中銀(SARB)政策金利発表
24:00 ユーロ圏11月消費者信頼感指数・速報値
24:00 米10月景気先行指数
24:00 米10月中古住宅販売件数
24:10 カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁講演
11/22(金)
08:30 日本10月消費者物価指数
※☆は特に注目の材料
ドル/円相場は米中通商問題に絡む報道に一喜一憂しながらも、上値を切り下げる弱含みの展開が続いています。今夜もニュースヘッドライン頼みの落ち着かない動きが予想されます。108.20円付近にストップロスの売りオーダーが置かれているとの観測もある中、続落中の欧米株の動向も気になるところです。
執筆者 : 神田卓也|株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 証券株式会社を経て、1991年㈱メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年同社入社。