今夜の注目材料は=外為どっとコム総研 神田卓也
今夜の注目材料は
東京市場のドル/円は米上院が香港人権法案を可決したと伝わり、米中関係の悪化懸念でリスク回避の動きが強まると108.30円台まで下落。ただ、日本株が底堅く推移する中で108円半ばまで小戻すなど一定の底堅さを堅持しています。欧米市場の動きが気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。
11/20(水)
16:00 独10月生産者物価指数
17:00 南ア10月消費者物価指数
22:00 ロシア10月失業率
22:30☆カナダ10月消費者物価指数
24:30 EIA週間原油在庫統計
26:00 レーンECB専務理事講演
28:00☆FOMC議事録(10月29日-30日分)
※☆は特に注目の材料
ドル/円相場は今夜も米中通商協議絡みの報道に留意しながらの落ち着かない展開が予想されます。そうした中、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録にも注目が集まりそうです。米経済に対して慎重ながらも楽観的な見方を示し、利下げ休止を示唆した10月会合の議事要旨ですが、声明からは読み取れなかった「別の視点」が示されるかが焦点です。
執筆者 : 神田卓也|株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 証券株式会社を経て、1991年㈱メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年同社入社。