ユーロドルは買い戻し続く ただ、1.10ドル台からの上放れは期待薄との声も=NY為替
ユーロドルは買い戻しが続いており、1.1070ドル近辺まで上昇している。NY時間に入って米中貿易協議に悲観的な報道も流れ、米国債利回りの下げと伴に為替市場はドル売りが優勢になっていることから、ユーロドルはやや上げ幅を広げている。
しかし、積極的に上値を追う雰囲気まではない。一部からは現状では1.10ドル台から上放れる可能性は低いのではとの見方も出ている。今週はユーロ圏のPMI速報値が発表され、短期的には上振れる可能性はあるものの、持続しないと見ているようだ。米国債とユーロ債の利回り格差が縮小しないうちは、ユーロは買いにくいという。
目先は21日線と100日線が1.1085ドルから上に控えており、その水準を突破してくるか注目される。
EUR/USD 1.1070 EUR/JPY 120.21 EUR/GBP 0.8551
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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