米中通商合意、予断許さない状況継続。
マーケットコンディション
昨日のドル円は、109.04円で始まると、東京時間は、日経平均の上昇などを受け109.21円まで上昇。ロンドン時間、米10年債利回りが上昇、NYダウ平均先物が堅調となると、ドル円は109.29円まで上昇。NY時間、前半は109.10円台を挟む小動き。ナスダック総合が史上最高値を更新すると一時、109.24円まで上昇。その後、トランプ米大統領がニューヨーク・エコノミッククラブでの講演で、中国との合意が近いとしながらも、合意なき場合は対中関税を大幅に引き上げるとも言及。ドル円は108.92円まで下落し、109.01円でクローズをむかえた。
米中通商合意、予断許さない状況継続。
警戒されていたトランプ米大統領の講演は、最近の楽観的感覚が後退した感じである。米中通商合意は、まだ予断が許さないということのようだ。しかし、トランプ米大統領のネガティブ発言で108円台となっても買い戻されており、底堅さを感じる。テクニカル的には、上に行きたがっている感じがする。目先は109.61円(106.48円-109.28円-107.88円からの上値拡張61.8%)あたりが目標となりそうだ。
98年日本初のFX事業開始から、Web広告やセミナー運営、リスク管理啓蒙などFX業務全般に携わる。数多くの一般投資家と接しながら、現在、YJFX!にてFXエバンジェリストとして情報配信・FXコラム執筆・セミナー活動等を行っている。