今夜の注目材料は=外為どっとコム総研 神田卓也
今夜の注目材料は
東京市場のドル/円は、米国が9月1日に発動した対中関税の軽減を検討しているとの一部報道を受けて108.80円台へ上昇。日本株の大幅高も支えになりました。欧米市場の動きが気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。
11/5(火)
16:45 仏9月財政収支
18:00 ビルロワ仏中銀総裁講演
18:30 英10月サービス業PMI
19:00 ユーロ圏9月生産者物価指数
22:00 バーキン米リッチモンド連銀総裁講演
22:30 カナダ9月貿易収支
22:30☆米9月貿易収支
23:45 米10月サービス業PMI・改定値
24:00☆米10月ISM非製造業景況指数
26:40 カプラン米ダラス連銀総裁講演
27:00 米3年債入札(380億ドル)
30:45☆NZ7-9月期雇用統計
11/6(水)
08:00 カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁講演
08:50 日銀金融政策決定会合議事要旨
※☆は特に注目の材料
今夜は、ドル高の流れを後押しできるか米10月ISM非製造業景況指数に注目です。米連邦準備制度理事会(FRB)の高官らが指摘するように「米景気は健全」という見方を証明できるでしょうか。1日に発表された同製造業景況指数が予想に届かなかっただけに、今夜の非製造業景況指数が重要となりそうです。なお、市場予想は53.5となっており、3年ぶりの低水準だった前回(52.6)から持ち直す見込みです。
執筆者 : 神田卓也|株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 証券株式会社を経て、1991年㈱メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年同社入社。