値幅は限定的もドル円高値更新=東京為替前場概況
東京外為市場中盤、ドル円は108円前半で小動きも108.25円付近まで強含み、8月1日以来の高値を更新した。
来月の閣僚級協議を控えて、米中通商協議の進展が期待されている。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)では0.25%の利下げが見通されているものの、織り込み済みでドル円の重しにはなっていない。
ユーロ円は119円後半、ポンド円は133円半ば、豪ドル円は74円前半で推移、昨日までの高値圏を維持。欧州中央銀行(ECB)は量的緩和の再開を含めた金融緩和を決定しており、世界的な景気減速懸念を緩和した。リスク回避の円買いの巻き戻しに寄与している。
日経平均は続伸。前引けでは前営業日比187.92円高の2万1947.53円となった。

執筆者 : MINKABU PRESS
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