ドル円は100日線付近での推移 明日は米小売売上高=NY為替
NY時間の終盤に入ってドル円は100日線が控える108.15円付近での推移となっている。序盤は本日のECB理事会を受けてユーロが急速に下落し、ユーロ円に連れ安する格好でドル円も107円台半ばまで下落する場面が見られた。
しかし、ユーロが急速に買い戻される中、ドル円も買い戻しの動きが見られ108円台を回復。一部報道で「トランプ大統領の補佐官らが、知的財産や農産物購入に関する中国の約束を取り付ける代わりに、関税発動を延期または撤回を検討している」と報じた。
その後、ホワイトハウスはこの報道を否定したことから、伸び悩む展開も見られたものの、米株や米国債利回りの上昇が続いており、ドル円をサポートしている模様。
明日は米小売売上高の発表が予定されている。市場予想は前月比0.2%増となっているが、前回が予想外の大幅増加となっていただけに、その反動が出ると見られているようだ。ただ、予想通りであれば、力強い米個人消費との認識に変化はないものと思われる。なお、ハリケーン「ドリアン」は9月に入ってからなので今回の統計には影響していないものと思われる。
USD/JPY 108.17
minkabu PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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