NY株安を嫌気し上値重い 20400-20700のレンジ◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆
NY株安を嫌気し上値重い
●3日のNY株式市場は大幅安。米中対立の長期化懸念や米景気指標の悪化で売りが優勢。8月の米ISM製造業景気指数は前月比2.1ポイント低下の49.1となり、50を3年ぶりに下回ったことで投資家心理が悪化した。一時425ドル安となり節目の2万6000ドルを割り込んたが、その後下げ幅を縮小して引ける。
ダウ工業株 26118.02(-285.26)▼1.08%
ナスダック 7874.16(- 88.72)▼1.11%
S&P500 2906.27(- 20.19)▼0.69%
●本日の日経平均はNY株安を嫌気して、上値が重いと読む。CME日経平均先物の終値は2万0590円で、昨日の東京市場の日経平均終値2万0625円と比べ35円安い水準。本日早朝の大阪取引所の日経平均先物終値は2万0620円。
●日経平均株価のポイント
───────────
2万0782円 8月9日高値
2万0707円 25日線
2万0625円 昨日終値
2万0590円 CME日経平均先物
2万0578円 5日線
●シカゴグローベックスNYダウ先物12ドル高(執筆時)。
●今週の主な予定
4(水)
○中 8月 財新サービス業PMI
○仏 8月 マークイットPMI
○独 8月 マークイットPMI
○欧 8月 マークイットPMI
○米 7月 貿易収支(USD)
5(木)
○独 7月 鉱工業受注
○米 8月26日週次 新規失業保険申請件数
○米 8月 マークイットPMI
○米 7月 製造業新規受注
○米 8月 ISM非製造業総合指数
6(金)
○独 7月 鉱工業生産
○仏 8月 準備資産総額
○欧 Q2 GDP改定値
○米 8月 米雇用統計
国内・外資の大手金融機関で経験を積んだのち、『あすなろ投資顧問』に在籍。市場動向分析、市場心理分析、チャートだけでは語らない「大局的な視野」を持ち日々銘柄を分析。顧客に寄り添うアドバイスに定評があり、個人投資家の資産形成をサポートいたします。