ユーロ円はじりじりと買い戻される イタリアの政治情勢はひとまず落ち着きそう=NY為替
NY時間の終盤に入ってユーロ円はじりじりと買い戻されており、116.35円近辺まで戻している。この日発表の8月のISM製造業景気指数が景気判断の分岐点である50を割り込んだことで為替市場はドル売りを強めている。ドル円は下落しているもののユーロは対ドルで買い戻しが強まっておりユーロ円をサポートしているようだ。来週のECB理事会では利下げは実施されるものの、債券購入の再開までは未知数な部分が多くユーロの買い戻しを誘っている面もあるようだ。
気掛かりだったイタリアの政治情勢はひとまず落ち着きそうだ。五つ星運動の支持者がオンライン投票を実施しコンテ首相を支持した。同首相は新政権発足に向け最大の難関を突破したと見られている。また、五つ星運動の支持者は民主党(PD)との連立政権も賛成多数で支持している。新政権は週内に発足し、下院は今週中に、上院では来週に信任投票が行われる見通し。
EUR/JPY 116.36 USD/JPY 106.06 EUR/USD 1.0972
minkabu PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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