悲観論の後退で続伸 20400-20700のレンジ◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆
悲観論の後退で続伸
●19日のNY株式市場は続伸。米中貿易摩擦や世界経済の懸念後退で買いが優勢。中国のファーウェイへの規制を強化した一方、保守に関わる分野に限定した一部取引を認める例外措置を3カ月延長することを発表。トランプ米大統領がアップルのCEOと会談し、制裁関税を協議したことも好感された。17日に中国人民銀行が金利制度改革を発表し、18日にはドイツが経済危機の際は最大500億ユーロの財政支出が可能だと示唆し、NYダウは一時330ドルを超える上げ幅をみせる場面もあり、過度の懸念が後退し続伸した。
ダウ工業株 26135.79(+249.78)△0.96%
ナスダック 8002.81(+106.82)△1.35%
S&P500 2923.65(+ 34.97)△1.21%
●本日の日経平均は悲観論の後退で続伸と読む。CME日経平均先物の終値は2万0635円で、昨日の東京市場の日経平均終値2万0563円と比べ70円ほど高い水準。先週末の大阪取引所の日経平均先物終値は2万0650円。
●日経平均株価のポイント
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2万0782円 8月9日高値
2万0635円 CME日経平均先物
2万0563円 昨日終値
2万0499円 5日線
●今週の主な予定
21(水)
○米 7月 中古住宅販売戸数
22(木)
○独 Q2 GDP改定値
○独 8月 マークイット製造業PMI速報値
○欧 8月 マークイット製造業PMI速報値
○米 8月12日週次 新規失業保険申請件数
○米 8月 マークイット総合PMI速報値
○米 8月 マークイット製造業PMI速報値
○欧 8月 消費者信頼感指数速報値
○米 ジャクソンホール(~24日)
23(金)
○米 7月 新築住宅販売戸数
○米 前週分 CFTC建玉明細
国内・外資の大手金融機関で経験を積んだのち、『あすなろ投資顧問』に在籍。市場動向分析、市場心理分析、チャートだけでは語らない「大局的な視野」を持ち日々銘柄を分析。顧客に寄り添うアドバイスに定評があり、個人投資家の資産形成をサポートいたします。