ドル安円高優勢=東京為替概況
ドル円は午前中に107円67銭まで値を落とし、その後は安値圏での推移となった。米ネットフリックスの弱い決算を受けて急落で米株先物が値を落とし、朝からアジア株式市場が軟調。リスク警戒の円高が広がり、ドル円は直近サポートの107円80銭近辺を割り込んで売りが出た。その後は107円80銭が重くなる格好で頭を抑えられ、安値圏もみ合いに。
今月末のFOMCで一気に0.5%引き下げるという見通しが、ここにきてさらに強まっておりドル売りが入りやすくなっている面も。
ユーロドルは1.1240近辺まで。ポンドドルは1.2442近辺までと、小幅ながらどちらもドル安基調。
午前中に雇用統計の結果を受けて上昇した豪ドルは高値圏もみ合い。豪雇用統計は全体の数字が予想を下回りわずか500人の増加にとどまったものの、正規雇用の上昇が目立ったことや、労働参加率が上昇したにもかかわらず失業率が維持されたことなどが好感された。
minkabu PRESS編集部 山岡和雅

執筆者 : MINKABU PRESS
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