上値重く軟調に推移 21300-21600のレンジ◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

●16日のNY株式市場は小反落で上昇一服。ゴールドマン・サックスが上昇した一方で、ジョンソン＆ジョンソンは決算は好調だったが売りが先行し、方向感に欠ける展開。6月の米小売売上高は前月比0.4％増と市場予想を上回ったが、相場への影響は限定的。パウエル米連邦準備理事会議長が講演で利下げに前向きであり相場の下支えとなった一方、トランプ米大統領は、「中国との貿易協議が順調に進まなかった場合、全輸入品に対し関税を課す可能性がある」と表明。米中貿易摩擦に対する警戒感が意識され、株価の重しとなった。

ダウ工業株　　　　　２７３３５.６３（－　２３.５３）▼０.０９％
ナスダック　　　　　　８２２２.８０（－　３５.３９）▼０.４３％
Ｓ＆Ｐ５００　　　　　３００４.０４（－　１０.２６）▼０.３４％

●本日の日経平均は上値重く軟調に推移すると読む。ＣＭＥ日経平均先物の終値は２万１４７５円で、昨日の東京市場の日経平均終値２万１５３５円と比べ６０円安い水準。本日早朝の大阪取引所の日経平均先物終値はの２万１４８０円。

●日経平均株価のポイント
　───────────
　２万１５８３円　２００日線
　２万１５３５円　昨日終値
　２万１４７５円　ＣＭＥ日経平均先物
　２万１４３６円　７５日線
　２万１３９５円　２５日線

●今週の主な予定　

17（水）
○英 6月 小売物価指数
○欧 6月 CPI改定値
○米 6月 住宅着工件数

18（木）
○日 6月 貿易収支
○英 6月 小売売上高
○米 7月8日週次 新規失業保険申請件数
○米 7月 フィラデルフィア連銀業況指数

19（金）
一般 ○日 6月 CPI
○独 6月 PPI
○米 7月 ミシガン大消費者信頼感指数速報値
○米 前週分 CFTC建玉明細