小幅続伸、主要なテーマに動きなく売り買い定まらず=NY原油概況
NY原油先物8月限(WTI)(終値)
1バレル=57.83(+0.17 +0.29%)
ニューヨーク原油は小幅続伸。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.1 7~0.18ドル高。その他の限月は0.20~0.53ドル高。
石油輸出国機構(OPEC)を中心とした産油国が協調減産を継続することや、米国とイランの対立による中東情勢の緊迫化が下値を支えている反面、米中貿易摩擦による景気減速と石油需要の下振れ懸念が上値を抑えた。今月序盤のロシアの生産量が約3年ぶりの低水準となっているとの報道や、米週間石油在庫統計で原油在庫が引き続き減少すると見通されていることも支援要因だが、前日の水準をほぼ引き継いで推移した。
時間外取引で8月限は57.29ドルまで弱含んだ後、58.19ドルまでプラス転換した。通常取引開始後は、時間外取引の値幅内で上下し、小幅高で引けた。
minkabu PRESS編集部

執筆者 : MINKABU PRESS
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