買い一巡後はもみ合い 21500-21800のレンジ◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆
買い一巡後はもみ合い
●3日のNY株式市場は利下げ期待を背景に、3指数が過去最高値を更新。欧州中央銀行の次期総裁ラガルド国際通貨基金専務理事は金融緩和に積極的で、トランプ米大統領は空席の米連邦準備理事会理事に利下げ積極派を指名する意向を表明。米6月ADP雇用統計は、季節調整済みの非農業分野の雇用者数が前月比10万2000人増と、市場予想平均の同14万人に届かなかった。弱い雇用指標を受け、景気テコ入れのため米連邦準備制度理事会が利下げに動くとの見方が台頭、リスク資産を買う動きが強まる。なお、7月31日の米連邦公開市場委員会での0.25%の利下げは織り込み済みで、0.5%利下げするとの予想が増える。
ダウ工業株 26966.00(+179.32)△0.67%
ナスダック 8170.23(+ 61.14)△0.75%
S&P500 2995.82(+ 22.81)△0.77%
●本日の日経平均は買い一巡後は、もみ合いと読む。CME日経平均先物の終値は2万1695円で、昨日の東京市場の日経平均終値2万1638円と比べ60円ほど高い水準。本日早朝の大阪取引所の日経平均先物終値は2万1720円。
●日経平均株価のポイント
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2万1724円 52週線
2万1695円 CME日経平均先物
2万1638円 昨日終値
2万1620円 200日線
●今週の主な予定
4(木)
休場 米 独立記念日
5(金)
○米 6月 米雇用統計
国内・外資の大手金融機関で経験を積んだのち、『あすなろ投資顧問』に在籍。市場動向分析、市場心理分析、チャートだけでは語らない「大局的な視野」を持ち日々銘柄を分析。顧客に寄り添うアドバイスに定評があり、個人投資家の資産形成をサポートいたします。