6月のISM指数受けドル売りの反応も 雇用と受注が前回から低下=NY為替
日本時間23時に発表になった6月のISM非製造業景気指数を受けてドル売りの反応が見られている。下げ幅を縮小していた米国債利回りも再び下げ幅を拡大する動きが出ている。同指数は55.1と2017年7月以来の水準に低下したほか、予想も下回った。詳細を見ると、雇用と受注が前回から低下しており、この日のADP雇用統計とあわせて金曜日の米雇用統計への懸念を強める内容ではある。
ドル円は107.70円近辺に下落している一方、ユーロドルは1.12ドル台後半での推移となっている。
ISM非製造業景気指数(6月)詳細
総合 55.1(56.9)
事業活動 58.2(61.2)
新規受注 55.8(58.6)
雇用 55.0(58.1)
入荷水準 51.5(49.5)
仕入価格 58.9(55.4)
輸出 55.5(55.5)
輸入 50.0(50.0)
()は前回
USD/JPY 107.73 EUR/USD 1.1291
minkabu PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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