FOMC待ちの雰囲気の中、ドル円の上値は重い=NY為替
NY時間に入ってドル売りの動きが優勢となる中、ドル円は再び108円台前半に値を落とすなど上値は重い。前日はG20での米中協議への期待が高まり、米株も大幅高となる中、ドル円もリバウンドの動きを見せた。しかし、その流れを維持することができていない。
このあと日本時間3時にFOMCの結果発表が予定されており、その結果待ちの雰囲気が広がっている。FRBは利下げの可能性を示唆してくるとも期待される中、ドル円は上値に蓋をされている状況のようだ。
前日のECB年次フォーラムでドラギ総裁は追加緩和の可能性を強調していたが、日銀にも同様の期待が高まってはいる。しかし、既に残されている手段が少ないのも実情で、日銀の追加緩和に期待した円売りを仕掛ける雰囲気もない。一方で株価が底堅く推移する中、ドル円は下押しの動きもなく、108円台での膠着した展開が続いている。
目先は108円ちょうど付近と107.80円が下値サポートして意識される。
USD/JPY 108.37
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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