さほど驚きではないが、米株のポジティブな反応にドル円も買い戻しか=NY為替
ドル円はNY時間に入って買い戻しの動きが優勢となっており、109円台半ばまで下げ渋っている。序盤はこの日の中国の経済指標が弱い内容となったことや、朝方発表の米小売売上高や鉱工業生産も予想を下回る内容だったことから、米株安と伴にドル円も109円台前半に下落していた。
しかし一部報道で、トランプ大統領が金曜日に期限が迫っていた輸入自動車に対する関税措置を6ヵ月間延期する計画との報道が伝わりドル円も買い戻しが膨らんでいる。
ただ、自動車関税については貿易交渉をしている間は高関税は課さないことで日欧と合意しており、今回の措置はさほど驚きではなかったであろう。しかし、トランプ大統領が対中関税を突如引き上げたことで一部リスクも感じていたのかもしれない。どちらかと言えば、この報道に米株がポジティブな反応を見せたことで、ドル円も追随したものと見られる。
USD/JPY 109.57
執筆者 : MINKABU PRESS
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