続落、米中貿易戦争の再開を嫌気=NY原油概況
NY原油先物6月限(WTI)(終値)
1バレル=61.04(-0.62 -1.01%)
ニューヨーク原油の期近は続落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.62~0.59ドル安。その他の限月は0.56~0.27ドル安。
先週行われた米中通商協議が不調に終わり、両国が敵対的な関税の引き上げを再開することが金融市場全体を圧迫し、株安に連動して原油価格も下げた。ただ、アラブ首長国連邦(UAE)のフジャイラ沖合で商船4隻が妨害行為の標的となったことを手がかりに上昇する場面があった。この4隻にはサウジアラビアのタンカー2隻が含まれる。サウジアラビアのファリハ・エネルギー相は妨害行為は意図的であったとの認識を示した。
時間外取引で6月限は堅調に推移し、通常取引序盤にかけて63.33ドルまで上げ幅を拡大した。ただ、その後の値動きは反転。上げ幅を消すと60.64ドルまで下げる荒っぽい展開となった。
minkabu PRESS編集部
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執筆者 : MINKABU PRESS
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