続落、世界的な景気減速に伴う石油需要の下振れを警戒=NY原油概況
NY原油先物5月限(WTI)(終値)
1バレル=62.10(-0.36 -0.58%)
ニューヨーク原油の期近は続落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.36~0.33ドル安。その他の限月は0.29ドル安~0.01ドル高。
2月のドイツ製造業受注が一段と低下し、下降トレンドを鮮明にしたことで世界的な景気減速懸念が強まった。石油需要の下振れ懸念が根強い。一時70ドルの節目に到達したブレント原油が高値から押し戻されて引けたことも重し。ただ、供給不足が懸念されていることが下値を支えた。
時間外取引で5月限は小動き。通常取引開始前には62.77ドルまで上げたが上値は伸びず、通常取引序盤には61.89ドルまでマイナス転換した。その後も前日終値を挟んで売り買いが交錯し、マイナス圏で引けた。
minkabu PRESS編集部
執筆者 : MINKABU PRESS
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