ポンドの上昇目立つ 明日の重要会談を控え 投機筋やマクロ系の買い観測=NY為替
連休明けのNY為替市場はドル売りが優勢となる中、特にポンドの上昇が目立っている。ポンドドルは1.30ちょうど付近まで買戻しされており、21日線付近まで上昇している。
投機筋の買いが活発に入っている模様で、それにマクロ系ファンドの買いが追随しているという。
明日はメイ首相とユンケル欧州委員長の2回目の会談がブリュッセルで予定されているが、市場の一部には楽観的な見方も出ているようだ。アイルランドのバックストップ案に関して、何らかの法的拘束力がメイ首相は獲得できるのはとの期待感が出ているという。
EU側は再交渉は拒否する姿勢を堅持しており、メイ首相もそれは求めない方針とも言われている。EU側はアイルランドのバックストップ案に関しても時限措置をとらない方針を強調している。一部にはバックストップ案を恒久措置にはしないことを示唆した何らかの付属文書などが出るのではとの憶測も出ている状況。
いずれにしろ、2月27日の英議会投票をにらんで、明日は重要な会談になりそうだ。
GBP/USD 1.2989 GBP/JPY 143.74 EUR/GBP 0.8718
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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