続落、景気減速による石油需要の下振れを警戒=NY原油概況
NY原油先物1月限(WTI)(終値)
1バレル=49.88(-1.32 -2.58%)
ニューヨーク原油の期近は続落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が1.32~1.27ドル安。その他の限月は1.21ドル安~0.17ドル高。
ダウ平均やS&P500など主要な米株価指数が直近の安値を下回り一段安となったことが、世界的な景気減速の進展と石油需要の下振れを連想させた。当限は2017年10月以来に50ドルの節目を下回って引けた。今月の石油輸出国機構(OPEC)総会で、ロシアなどの非OPEC加盟国を含めて、日量120万バレルの減産が合意に至ったものの、需給を均衡させるには不十分であるとみられている。
時間外取引で1月限は51.87ドルまで堅調に推移する場面があったものの、買いは続かなかった。通常取引開始後は上げが失速し、マイナス転換すると、49.79ドルまで下げ幅を広げた。
minkabu PRESS編集部
執筆者 : MINKABU PRESS
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