一時の調整も、限定的
忙しい人のサマリー
一時の調整も、限定的
株安に調整入るも、やや不安定
NY市場でダウは乱高下
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【東京市場】株安収まり円高一服
ドル円は112円台前半推移。昨日のNY市場での株の大幅続落を受けて、朝方は軟調な地合いが見られたが、続落で始まった東京や上海株式市場に買い戻しが入り、後場に入ってプラスに転じる中で、リスク警戒の動きが後退し、ドル円はしっかり。
クロス円も軒並みのしっかりで、ユーロ円は129円台後半から130円台半ばまでの上昇。
【ロンドン市場】円安一服
東京午後に反発したアジア株の流れは、欧州市場では続き切らず、反発は限定的に。
序盤は株高の流れが続いたこともあり112円台半ばに上昇も、その後失速し、112円20銭台に。
ユーロドルが序盤に1.1572を付けるなど、ドルは一時全面高も、値幅は限定的で、少し戻してもみ合い。
【NY市場】米株激しい振幅
米株式市場は乱高下。
ダウ平均は400ドル超の上昇で始まったものの、。一時マイナス圏まで落ち込み、ドル円も111円台に。
しかしそこから値を戻し、終値で287.16ドルとしっかりに。ドル円も112円台をしっかり回復している。
ポンドが軟調。EU離脱合意期待からの買い戻しに、
週末を前に調整が入った形。
アイルランド国境がらみの英国とEUの対立が継続している。
【本日の見通し】警戒感広がる展開に
本日もしくは今週のどこかで米財務省が議会に提出する半期為替報告(提出期限は今日だが、数日遅れることはよくある)で、中国を為替操作国認定するのかどうかがポイントに。
操作国認定の3つの基準全てに合致している状況ではないが、このところの人民元安に米国側が不満を持っている状況で、トランプ大統領が以前から操作国認定を主張していることもあり、可能性は十分にありそう。
この場合、リスク警戒の動きが一気に強まる可能性。
ドル円以外ではドル買いとなりがちで、ドル円よりもクロス円に売り圧力。
報告書待ちの状況でもドル売り円買いの流れは継続か。
【本日の戦略】スウィングは無理せず
為替操作認定の可否が大きく相場を左右してくる。スウィングはいったん様子見も。
デイトレは頭の重さを意識しての展開に。112円台半ばまでは売りを基本に開店としたいところ。
※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません