[2月15日版] 日本株は反発したけど…まだ底打ちしてない?
円高が急激に進行しており、不安があります。今日の日中も円高が進んでいたので、「おいおい、大丈夫かしら・・・?」と、不安に相場を眺めていました。
しかし、昨日の夜に、欧米株が強い動きを見せたのが、追い風に。15日の日本株は、1日じゅう強気な推移を続けました。
これまでは、海外市場が上がっても、日本株だけは下げていました。下げ止まらない株価を見て、「やばいかも…」と、気が気でなかった方も多いはず。そういう意味では、今回の日本株の反発は、ひと安心の動きだったかもしれません。
しかし、まだ警戒を解いてはいけません。日本株全体が反発したとはいえ、まだ完全に復調した訳ではありません。むしろ、先週と比べると、ジャスダックやマザーズなどの、新興株市場が弱気に触れてきました。
東証一部、ジャスダック、マザーズ。どの市場も、インデックスの終値が75日線を割り込みました。下落トレンド入り一歩手前の「危険信号」が出ています。このままズルズル下落が続き、200日線までも割り込んだら、本格的な下落相場につながるかもしれません。そうなったら、一気に相場が冷え込んで、なかなか利益も出しづらくなるでしょう。
未来がどうなるかは分からないので、あくまでこれは「仮定」の話です。そうなってから、あたふたするのでは遅いので、今のうちから注意しておきましょう。
唯一、今のところ、まだ強気姿勢を保っているのは「東証二部」ですね。ここだけは、かろうじて上昇トレンドを保っています(他の市場に足を引かれないと良いのですが・・・)。いま、ぼくが株を買えるとしたら、東証二部の銘柄を狙いたくなりますね。
さて、これからの展望についてです。これまで日本株市場は、海外市場が反発しているにも関わらず、相場が下落してきました。反発がワンテンポ遅れたこともあり、15日の反発だけでは、「戻りきっていない」印象を受けました。海外市場が、引き続き強気の姿勢であれば、日本株もまだまだ反発が続くと思います。
ただし、「底打ちした」と判断するのは早いでしょう。各種インデックスの終値が75日線を回復するまでは、まだ安心できません。引き続き、警戒を続けておきましょう。はやく、上昇トレンドが復活すると良いのですが・・・。
相場の上昇が期待できるような今の状況では、
これまでの下落幅が大きな、「不人気銘柄」に注目することで、今後の値上がりが期待できるでしょう。
参考までに、直近1ヶ月で特に不人気な業種をご紹介します。
◯直近1ヶ月で不人気な3業種
・海運(前月比-19.36%)
・石油・石炭(同-15.32%)
・非鉄金属(同-14.78%)
以上の3業種は、これから上昇へ転じる余地もあるため、
それぞれ注目してみてはいかがでしょうか。
以降は、日本相場の上昇に期待しています。
よって、2月16日のスタンスは【大幅高になる】と強気で行きます。
注意しながら、着実な利益を狙っていきたいところですね。
では、2月16日も1日、引き締めて行きましょう!