【これからの見通し】リスク警戒の円買いがどこまで進むか
【これからの見通し】リスク警戒の円買いがどこまで進むか
東京市場のドル円は株安に伴うリスク回避の円買いが強まり、158.25円から157.00円台まで急落した。
日経平均株価は前日比1713.40円安となり、朝方の高値からは1950円を超える大幅下落を記録。ハイテク株主導の売りはアジア市場全体に広がり、香港ハンセン指数や韓国総合株価指数が日経平均を上回る下落率となるなど、全面的なリスクオフ地合いとなっている。
目先は海外市場へこのリスク回避の動きが引き継がれるかが焦点。米株先物の時間外の下落基調を踏まえるとリスク警戒の円買いが続きやすい地合いだが、ピッチの速い下げに対する自律反発や利益確定の買い戻しには警戒しておきたい。
チャート面でドル円は、10月安値の156.95円を視野に捉えている。ここを割り込むと、9月30日の安値156.38円が下値メドとして意識され、さらに下抜けた場合は心理的節目の155.00円前後への調整が視野に入る。
クロス円も全面安となった。ユーロ円は178円台の重さを確認した後、177円台後半から176.50円台まで急反落した。目先は177.00円近辺がレジスタンスとして意識されれば、一段安のリスクが高まる。ポンド円も朝方に212.00円手前の211.99円まで買われた後は210.50円割れまで急落。下落圧力が極めて強く、戻り売りに押されやすい地合いが続きそうだ。
ドルストレートでは、ユーロドルが米金利低下に伴うドル安に支えられているものの、フランス情勢などの不透明感が重石となり、1.1300ドルの手前では上値の重さが目立つ。当面は1.12ドル台を中心としたもみ合いが予想される。一方、ポンドドルは英CPIの上振れを受けた利下げ観測の後退を支えに、底堅い推移が期待される。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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