【これからの見通し】きょうは東京・NY市場が休場、流動性枯渇も材料難
【これからの見通し】きょうは東京・NY市場が休場、流動性枯渇も材料難
週明けは。東京市場はスポーツの日で休場し、北米もコロンブスデーで、米国株は取引されるものの米国債現物市場が停止するため、主要市場の取引動意及び流動性は極端に薄くなることが想定される。さらに、水曜日に控える米9月CPIの発表を前に、グローバル投資家は積極的なポジション構築を手控えやすい状況だ。この「休場による流動性低下 +米CPI前の様子見」という二つの静けさが重なることで、相場は一見落ち着いて見えるが、実際には小さなニュースやオーダーの偏りで価格が跳ねやすい「危うい静寂状態」となりそうだ。
そのなかで、地政学リスクが市場心理にとってネガティブに作用しそうだ。フーシ派によるサウジ空港・アラムコ施設への攻撃発表は、原油供給への不安を再び強め、休戦報道の効力を打ち消している。トランプ大統領が発表したエネルギー休戦合意も、ウクライナ側の即時攻撃報告によって実効性に疑問が生じている。原油相場動向を再び不安定化している。NY原油先物は足元で90ドル台後半で取引されている。金先物は安全資産買い圧力を受けて4200ドル台に高止まりしている。
さらに欧州では、ドイツ地方選挙での極右・極左の躍進が政治リスクを顕在化させ、ドイチェバンクCEOが海外投資家の資金引き揚げリスクを警告するなど、欧州発の政治不安がマーケットの重石となりそうだ。独DAX指数、特に不動産株の動向を注意してみたい。
一方で、為替相場は比較的落ち着いている。ドル相場はドル高水準での揉み合いが続いており、ドル指数は10日線のサポートを維持しつつも、102付近から離れずとなっている。ドル円は米債利回り動向の手掛かり難もあって、158円台前半での推移にとどまっている。ユーロドルは1.1200を軸として振幅、ポンドドルは1.32台前半での揉み合いとなっている。
ロンドン・欧州市場では序盤の値動きが一巡したあとは、取引手控えムードに移行してゆきそうだ。
この後の海外市場で発表される経済指標は、インド消費者物価指数(CPI)(9月)、メキシコ鉱工業生産指数(8月)など限定的。発言イベント関連では、ブリーデン英中銀副総裁、マン英中銀委員、ハマック・クリーブランド連銀総裁などの講演やイベント出席が予定されている。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。