【本日の見通し】明日の米雇用統計などをにらみ、やや様子見か
【本日の見通し】明日の米雇用統計などをにらみ、やや様子見か
昨日の市場でドル円は東京午前に続いて、海外市場でも156円台を付けるなど、ドル売り円買いが強まる場面が見られたが、その後157円台を回復した。昨日の東京午前は月末需要で仲値に絡んだドル売り円買いが強まり、東京朝の157.40円台から156.38円まで下落。その後157.20円台まで反発し、157.00円を挟んでの推移を経て、NY市場朝には米PCE価格指数が予想を大きく下回る伸びに止まり、10月の利上げ期待が後退する形でドル売りとなって156.60円台を付けた。もっともその後157.50円台まで反発するなど、堅調な地合いは継続。10月の利上げが見送られた場合でも、12月には利上げを実施するとの見方がほとんどで、日米金利差を狙った取引の継続が期待され、ドル買い円売りが出ていた。
今日も堅調な地合いが継続と見ている。ただ、今晩の米ISM製造業景気指数、明日の米雇用統計を前に、行き過ぎた動きには警戒感がある。米指標発表までは様子見ムードが広がり、157円台を中心とした推移が続く可能性が高そうだ。
明日の米雇用統計は非農業部門雇用者数の伸びが前回を下回る予想も、水準的にはしっかりで、雇用の安定性が示されると予想されている。ただ、今週発表された米JOLTS求人件数の弱さ、コンファレンスボード消費者信頼感指数の雇用部門の弱さなど、関連指標の弱さから、元々の想定よりも弱く出る可能性がありそう。昨日の米PCE価格指数の弱さを受けて後退した10月の利上げ期待がもう一段後退し、据え置きを織り込む動きが広がると、ドル売りが強まる可能性が高いだけに、上値追いに慎重になる可能性がありそうだ。
ユーロドルは1.13ドル台を中心とした推移が続きそう。中期的には米国の追加利上げ期待などからのユーロ売りドル買いの継続が見込まれる。1.1300ドルを割り込むと下げが加速する可能性があるだけに注意したい。
ポンドドルは前日の海外市場で一時1.33ドル台を回復も、すぐに1.32ドル台に落としてもみ合いとなった。ユーロドル同様に中期的にはポンド安ドル高が継続と見られ、リスクは下方向か。
ユーロ円は昨日東京午前の月末需要での円買い局面で177.34円台を付けたが、その後178円台を回復してもみ合いとなった。この後も明日の米雇用統計などのイベントを前に落ち着いた動きが見込まれる。ポンド円も昨日東京午前の円買いに206.89円を付けた後、208円台後半まで上昇してもみ合いとなった。209.00円が目先の上値抵抗水準となっており、この後は208円台での推移が見込まれる。209円台を回復するようだと、もう一段の上昇となる可能性がある。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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