続落、ホルムズ海峡は再封鎖も緊迫感の後退は続く=NY原油概況
NY原油先物8月限(WTI)(終値)
1バレル=73.86(-1.99 -2.62%)
スイスで行われた米国とイランの協議に進展があったことから、中東情勢の緊迫感が一段と後退し相場を圧迫した。イランはカタールと凍結資産の解放に関する合意に署名したほか、米国から石油や石油製品を60日間制裁なしで販売する許可を得た。米国よる海洋封鎖も解除されており、イラン産の石油が制限なく供給され始めた。イスラエルがレバノンから撤退していないことは覚書に違反するとしてイランはホルムズ海峡を再封鎖したが、イランだけでなく中国のタンカーの通過が観測されるなど供給量は回復傾向にあるため、再封鎖による供給制限はあまり材料視されていない。スイスでの協議で、レバノンでの停戦を監視し、紛争を回避する新たな枠組みであるレバノン非衝突メカニズムが創設され、仲介国も含めてイスラエルに対する圧力が強まったことから、まもなくイスラエルがレバノンから撤退すると期待されている。
時間外取引で8月限は78.14ドルまで上昇した後にマイナス転換すると、通常取引開始を控えて売りが強まった。通常取引開始後は73.24ドルまで下落。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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