【本日の見通し】中東情勢をにらみながらの展開、週末を前に動きは限定的か
【本日の見通し】中東情勢をにらみながらの展開、週末を前に動きは限定的か
昨日の市場でドル円は159.58円までドル売りとなる場面が見られた。トランプ大統領がイランと合意したと発言したことがきっかけとなった。週末にも合意文書にヴァンス副大統領が署名すると述べた。トランプ大統領発言前まではドル高円安が優勢だった。米生産者物価指数(PPI)のコア前年比が予想外に伸び鈍化となったものの、ドル売りの動きは限定的に留まり、160.50円台中心の推移が続いていた。発言を受けて一気にドル売りとなったが、これまでも合意に近いとの見方が裏切られてきた経緯もあり、安値から反発。イラン側もレッドラインでの合意にはまだ至っていないと表明しており、今後の状況を確認したいところとなっている。
今日も中東情勢をにらみながらの展開となりそう。週末に合意文書が交わされる可能性がそれなりにあり、その場合、週明けドル安で始まる可能性が高いだけに、ドル買いポジションをある程度整理する動きが出てくるかどうか。地合いの強さ自体は継続。日米金利差を狙った取引への期待もあり、ドル円は下がると買いが出る展開は継続となりそうで、159円台後半から160円台前半での取引が中心となりそう。
来週の日銀金融政策決定会合は利上げが見込まれているが、すでに織り込み済みで相場への影響は限定的となりそう。植田総裁の入院と会合欠席が10日に発表されたが、利上げ決定の状況は変わらないとみられている。なお、来週は米FOMCや英MPCをはじめ、豪、スイス、スウェーデン、ノルウェーなど多くの中銀会合が予定されている中銀ウィークとなっている。
ユーロドルはトランプ大統領発言を受けて1.1500ドル台から1.1590ドルを付けた。その後は1.15ドル台後半で推移している。こちらも週末の中東情勢の動向をにらみ、やや動きにくい展開が見込まれる。1.15台後半を中心とした推移から、次の動きを探る展開となりそう。
ユーロ円はドル円の急落を受けて184.66円まで下げた後、185.30円前後まで反発。ドル主導で不安定な上下となっている。この後もドル主導の展開が見込まれ、上下に振らされる可能性がある。
ポンドドルは1.3320ドル台から1.3430ドル台まで一時大きく上昇。その後の押し目が1.3410ドル台までとなっており、ユーロドル以上に上昇の勢いが見られる。1.3400ドル台を維持しての推移が続くと、もう一段の上昇が期待される。
ポンド円は213.88円まで下げた後、214.70円台まで反発した。対ドルでのポンド高もあり、しっかりした動きが見込まれる。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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