アジア株 香港株続落、FOMCタカ派化を警戒 豪州株上下動、利下げサイクル終了
アジア株 香港株続落、FOMCタカ派化を警戒 豪州株上下動、利下げサイクル終了
東京時間14:04現在
香港ハンセン指数 25539.97(-225.39 -0.87%)
中国上海総合指数 3918.83(-5.25 -0.13%)
台湾加権指数 28257.76(-46.02 -0.16%)
韓国総合株価指数 4139.04(-15.81 -0.38%)
豪ASX200指数 8590.30(-34.14 -0.40%)
インドSENSEX30種 84713.94(-388.75 -0.46%)
アジア株は軒並み下落、米FOMCへの警戒感が高まっている。
今週のFOMCは3会合連続利下げが予想されるが、来年は緩和ペースを減速させる可能性がある。次期FRB議長は利下げに積極的な姿勢を示しているが、依然として高いインフレとデータ不足で、他のほとんどのメンバーは利下げに慎重な姿勢を示す可能性がある。
香港株は続落、FOMCを前に売りが広がっている。香港は金融政策を米国に連動させているためFRBの今後の政策が注目される。米タカ派利下げとなれば、材料出尽くしで香港株は一段安になる可能性もある。
インド株は下落、米印貿易問題に対する懸念が再燃している。報道によるとトランプ米大統領はインド産米に新たな関税を課すことを検討しているという。
豪州株は豪中銀政策金利発表を受け上下動。金利発表直後は下げ幅を縮小したものの、総裁発言を受け次の行動は利上げとの見方が広がり株価は再び軟化している。
きょうの豪中銀は予想通り政策金利を据え置いた。中銀は「最近のデータはインフレリスクが上振れ傾向にあることを示唆しているが、インフレ圧力の持続性を評価するにはもう少し時間がかかる」「データと見通しに注意を払う」と、慎重姿勢を維持した。声明文が比較的中立だったため早期利上げ観測が後退している。
ただ、ブロック豪中銀総裁は「今回の会合で利下げの根拠を検討しなかった、追加利下げは必要ないようだ」と発言。利上げを織り込むのは時期尚早だが、利下げサイクルは終了したと結論付けてよさそうだ。
執筆者 : MINKABU PRESS
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