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東京株式(前引け)=続伸、FOMC前で買い手控えムードも頑強

株式 

 9日前引けの日経平均株価は前営業日比106円26銭高の5万0688円20銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は10億3533万株、売買代金概算は2兆3437億円。値上がり銘柄数は474、対して値下がり銘柄数は1066、変わらずは68銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は気迷いムードが強かった。前日の米国株市場でNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに下落しており、これを受けリスク回避目的の売りが先行するかと思われたが、朝方に日経平均は先物主導で上昇してのスタート。しかし寄り後は前日と同様、急速に値を消す展開を強いられ、いったんはマイナス圏に沈んだ。米国で現地時間10日に判明するFOMCの結果を見極めたいとの思惑から、持ち高調整の売りを誘発した。しかし、半導体主力株の一角に買いが入り、これが足場となって日経平均は再び上昇に転じ前引けはプラス圏で着地している。TOPIXも小幅ながら上昇して前場の取引を終えた。なお、個別銘柄は全体の66%の銘柄が下落した。

 個別ではディスコ<6146>が大きく水準を切り上げ、レーザーテック<6920>も上値を追った。ファナック<6954>が高く、川崎重工業<7012>も堅調、安川電機<6506>も物色された。学情<2301>が値上がり率トップに買われ、萩原工業<7856>が急速人気化。コニカミノルタ<4902>、日本新薬<4516>などの上げ足も目立っている。半面、キオクシアホールディングス<285A.T>が利食いに押され、サンリオ<8136>も売りが優勢。任天堂<7974>も冴えない。ファーストリテイリング<9983>も弱い動きとなっている。ユー・エム・シー・エレクトロニクス<6615>が大幅安、TOA<6809>、第一稀元素化学工業<4082>なども大きく水準を切り下げた。

出所:MINKABU PRESS

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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