英中銀の追加利下げの公算、年末にかけてのポンド安要因に=NY為替
きょうのポンドドルは方向感のない展開が続いており、1.32ドル付近で上下動している。一方、ポンド円は206円台に下げ渋っており、4日ぶりに反発。次第に上値は重くなっているものの、21日線の上での推移を維持しており、上昇トレンドは継続している。
アナリストは、英中銀が12月18日に追加利下げを実施する公算が大きいことから、ポンドは年末までに下落する可能性があると指摘している。労働市場の軟化と最近のインフレ鈍化の兆候により、今月の金融政策委員会(MPC)での利下げには十分な根拠があるという。
また、向こう1年を見据えると、先週の英予算案で財政引き締めが実施されなかったことは、英中銀が今後数年間に、より積極的な利下げを行う推進力にはならないとも指摘。ただし、今回の財政措置は向こう1年はインフレ抑制に寄与し、利下げ余地をもたらす可能性があるとも付け加えた。
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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