東京株式(前引け)=続伸、ザラ場高値更新し日銀会合を注視
30日前引けの日経平均株価は前営業日比89円20銭高の5万1396円85銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は11億8887万株、売買代金概算は3兆8018億円。値上がり銘柄数は1146、対して値下がり銘柄数は410、変わらずは58銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は前日終値近辺でもみ合う展開となった。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長による記者会見で、12月の利下げ観測が後退した。米株式相場が高安まちまちとなるなか、この流れを引き継ぎ東京市場も気迷いムードでスタート。AI・半導体関連株への物色は根強く、日経平均は一時240円ほど上昇して取引時間中の最高値を更新したものの、前日の大幅高による反動で戻り待ちの売りも出やすく、その後一転してマイナス圏に沈む場面も。日銀金融政策決定会合の結果発表を控え投資家の様子見姿勢もみられ、ポジションを一方向に傾ける動きは限られた。
個別ではレーザーテック<6920>がストップ高。アドバンテスト<6857>や東京エレクトロン<8035>、キオクシアホールディングス<285A.T>も水準を切り上げた。三菱重工業<7011>やIHI<7013>が堅調。日立製作所<6501>やフジクラ<5803>、ニデック<6594>も高い。NEC<6701>が急伸した。半面、ソフトバンクグループ<9984>が安く、ディスコ<6146>、ルネサスエレクトロニクス<6723>が大幅安。ファーストリテイリング<9983>、ソニーグループ<6758>も軟調だった。
出所:MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
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