アジア株 上海株上値重い 米中交渉の大きな進展は望み薄か 中国の譲歩は最小限に
アジア株 上海株上値重い 米中交渉の大きな進展は望み薄か 中国の譲歩は最小限に
東京時間14:03現在
香港ハンセン指数 26154.25(+186.27 +0.72%)
中国上海総合指数 3938.98(+16.57 +0.42%)
台湾加権指数 27532.26(休場)
韓国総合株価指数 3937.86(+92.30 +2.40%)
豪ASX200指数 9026.60(-6.15 -0.07%)
インドSENSEX30種 84428.00(-128.40 -0.15%)
アジア株はまちまち。
ホワイトハウスが30日に米中首脳会談が開かれると正式に発表したことに市場は安堵している。
ただ、30日の米中首脳会談は大きな進展は期待できないか。トランプ米大統領は中国とあらゆる分野で合意できると思うと前向きな姿勢を示しているが、中国習近平国家主席はレアアースを武器に、より強硬な姿勢を取ると関係者の話としてWSJが報じている。
習氏はこれまで以上に自信を高めているようで米国への譲歩は最小限に抑えるもよう。習氏の最優先課題は台湾問題で、トランプ氏に「米国は台湾独立に反対する」との正式表明を迫る。
上海株は上昇も上値は重い、景気支援策の詳細待ち。
中国できのう4中総会が閉幕した。政府は今後5年間でテクノロジー面での自立を強化し国内市場の拡大を誓った。科学技術分野における自立能力と強みを大幅に強化することを目指す。また、国内消費の強化と投資拡大への取り組みも約束した。
韓国株は大幅上昇し史上最高値を更新。来週末に米韓首脳会談・中韓首脳会談が開催される見通しで、米国との貿易交渉進展や中国との経済強化への期待が広がっている。
インド株は小幅安、米印協議進展期待できのう約1年ぶり高値をつけたことから週末を前に利益確定の売りに押されている。
豪州株はさえない、NY原油価格が下落していることからエネルギー関連が軒並み下落している。
執筆者 : MINKABU PRESS
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