アジア株 上海市場で医療品が急騰 インフルエンザ流行時期が今年は早く到来
アジア株 上海市場で医療品が急騰 インフルエンザ流行時期が今年は早く到来
東京時間14:03現在
香港ハンセン指数 26256.92(+398.09 +1.54%)
中国上海総合指数 3910.13(+46.24 +1.20%)
台湾加権指数 27848.36(+159.73 +0.58%)
韓国総合株価指数 3828.15(+13.46 +0.35%)
豪ASX200指数 9091.00(+59.08 +0.65%)
インドSENSEX30種 84363.37(休場)
アジア株は総じて上昇、米中緊張緩和で市場に安堵感が広がっている。
トランプ米大統領は11月1日までに合意が成立しなければ中国に対し関税を引き上げると警告するものの、大幅関税引き上げは持続不可能だとしている。ベッセント米財務長官は今週行われる米中貿易協議で首脳会談の準備を進める。
台湾株は最高値。米韓貿易交渉の進展を受け韓国株も最高値を更新。米豪首脳会談を受け豪州株も最高値。香港株は大幅続伸、今月10日以来の高値。
香港市場ではレノボや快手科技、ネットイース、テンセントホールディングス、JDドットコム、バイドゥなどハイテク関連が総じて上昇。バイトダンスに対抗するAI事業を開発中との報道を受けアリババが3.9%上昇している。
韓国市場ではカカオが一時5%超急騰。地方裁判所が証拠不十分だとして同社創業者に無罪判決を言い渡した。2023年に大手芸能事務所のSMエンタテインメントの買収に絡み同社の株価を不正につり上げたとして韓国検察は韓国IT大手カカオ創業者に懲役15年を求刑した。
米豪首脳は重要鉱物とレアアースへのアクセス拡大に向けた合意書に署名した、協力して生産能力を高め米国は中国のレアアース依存度低減を図る。豪州市場ではレアアース関連など素材株が大幅上昇している。
中国では景気支援策期待が広がっている。開催中の4中総会では経済、雇用、企業、市場を支えるため多角的な取り組みを実施する予定だが、景気下支えに不十分な内容となれば失望売りに押される可能性。
中国疾病予防管理センターがインフルエンザ流行シーズンが今年は早く到来する可能性があり、流行株も昨年とは異なると発表したことを受け、上海市場ではインフルエンザのワクチンや治療薬など医療品関連が急騰している。

執筆者 : MINKABU PRESS
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