アジア株 香港株マイナス転換、米中対立長期化懸念 ベッセント氏は中国担当者のアポなし米訪問を非難
アジア株 香港株マイナス転換、米中対立長期化懸念 ベッセント氏は中国担当者のアポなし米訪問を非難
東京時間14:09現在
香港ハンセン指数 25747.32(-163.28 -0.63%)
中国上海総合指数 3916.10(+3.89 +0.10%)
台湾加権指数 27681.13(+405.42 +1.49%)
韓国総合株価指数 3734.40(+77.12 +2.11%)
豪ASX200指数 9066.10(+75.18 +0.84%)
インドSENSEX30種 83032.63(+427.20 +0.52%)
アジア株は高安まちまち。
韓国株と台湾株は大幅続伸し史上最高値を更新、前日のASML決算を好感した買いが続いている。オランダ半導体製造装置メーカーASMLの第3四半期の受注額が54億ユーロとBBG集計予想の49億ユーロを上回った。
香港株はマイナスに転じている、上海株は前営業日終値付近で推移。米中対立が引き続き懸念されている。
トランプ米大統領が「中国とは貿易戦争のさなかにある」と述べたことで米中対立長期化が警戒されている。トランプ氏はインドがロシア原油の購入を停止すると約束した、中国にも同様の措置を取らせる必要があるとしている。
ベッセント米財務長官は中国の交渉担当者を非常に無礼な人物と非難した。交渉担当の李氏は招かれていないのに8月にワシントンに来た、非常に挑発的な発言をする非常に無礼な人物で「常軌を逸した」行動を取ったと明かした。中国政府のさらなる反感を買いそうだ。
豪州株は史上最高値を更新、11月利下げ期待が復活。豪州9月の雇用統計は弱い内容だった。雇用者数は増加に転じるも予想に届かず。失業率は4.5%と予想以上に上昇、2021年11月以来およそ4年ぶり高水準となった。
インド株は約1カ月ぶり高値をつけている。トランプ氏がインドがロシア原油購入停止を約束したと発表したことで米印対立懸念が緩和している。ただ、インド側からは今のところ正式発表はない。

執筆者 : MINKABU PRESS
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