アジア株 香港株大幅反発、中国大型連休で消費拡大期待 上海株は売買手控え、あすは製造業PMI
アジア株 香港株大幅反発、中国大型連休で消費拡大期待 上海株は売買手控え、あすは製造業PMI
東京時間14:02現在
香港ハンセン指数 26490.23(+362.03 +1.39%)
中国上海総合指数 3832.90(+4.80 +0.13%)
台湾加権指数 25580.32(休場)
韓国総合株価指数 3433.91(+47.86 +1.41%)
豪ASX200指数 8860.80(+73.08 +0.83%)
インドSENSEX30種 80752.13(+325.67 +0.40%)
アジア株は総じて上昇。
韓国株は大幅反発。米韓関税交渉難航で先週末は大幅下落したが、週明けは値ごろ感から買い戻されている。
ラトニック米商務長官は韓国による対米投資額を7月に約束した3500億ドルから引き上げ、日本と同じ5500億ドル近くにする案を提示。日本と同じ条件を受け入れるか、あるいはより高い関税に直面するかだと警告している。これに対し韓国大統領は、韓国と日本の経済規模の違いを説明、韓国経済を不安定化させるような合意に反対と表明。
上海株は前営業日終値付近で推移。中国は10月1日から国慶節・中秋節に伴う大型連休に入るため、休みを前に積極的な売買は手控えられている。
NY金価格が史上最高値を更新したことを受け、紫金鉱業集団や中金黄金、赤峰吉隆黄金鉱業など金鉱株が総じて上昇している。寧波拓普集団や寧波均勝電子、安徽江淮汽車など自動車関連も上昇。中国当局が素材産業の発展・成長に向けた作業計画を発表。銅やアルミ、ニッケル、リチウム、スズなど主要資源に焦点を当て、新技術や電気自動車を支援する。
中国ではあす9月の製造業PMIと非製造業PMI、中小企業を対象としたRatingDog(旧財新)の 製造業PMI・非製造業PMIも発表される。前週末に発表された中国8月の工業企業利益は前年比+20.4%と前回の-1.5%から急回復、4カ月ぶりに上昇に転じた。あすのPMIも強い結果となれば連休明け中国株は再び上昇か。
香港株は大幅反発。中国大型連休の消費拡大期待で旅行など消費者サービス関連が総じて上昇。カジノ運営会社のサンズチャイナは5%超高、ギャラクシーエンターテイメントは3.5%高。

執筆者 : MINKABU PRESS
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