豪ドル下げ目立つ、米中対立再激化や中国株安 露石油会社が中国に追加250万トン石油供給
豪ドル下げ目立つ、米中対立再激化や中国株安 露石油会社が中国に追加250万トンの石油供給合意
強いGDPや豪中銀総裁の慎重発言を受け、豪中銀の利下げ観測が後退しているにもかかわらず豪ドルは下落。豪ドル円は96.70円台まで軟化、対ドルでは0.3%下落している。NZドルも軟化。
米中対立再激化や中国株安が懸念されているもよう。ロシア最大の国営石油会社ロスネフチが中国に追加で250万トンの石油供給に合意したほか、ロシアと中国が年間計1060億立方メートルのガス供給契約に調印したとの報道が伝わっている。制裁対象であるロシアから原油を購入すればトランプが対中追加制裁を科す恐れがある。
最近の株価急上昇を受け中国当局が投機抑制策を検討しているとの報道を受け中国株と香港株が大幅下落している。ただ、あくまで急上昇を防ぐための措置であるため、投資家心理が悪化したわけではない。そのためパニック的な売りは見られない。

執筆者 : MINKABU PRESS
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