大幅続伸、米株安で安全資産として買われる=NY金概況
NY金先物12 月限(COMEX)(終値)
1オンス=3592.20(+76.10 +2.16%)
金12月限は大幅続伸。時間外取引は週明けからドル建て現物価格の急伸を受け、一時、3570ドル台後半まで値を飛ばし、50ドルを超える上昇となった。欧州時間に
入り、ドル高が圧迫要因となり、36ドル超の上昇で推移。日中取引開始後は、序盤、30ドル超の上昇でもみあった。その後、3連休明け米国株が大幅安となると、安全資産としての買い意欲が強まり、再度、上げ幅を拡大した。8月のISM米製造業景気指数が事前予想を下回り、米景気への先行き不安も追い風となった。8月29日に米連邦控訴裁判所が「トランプ大統領の包括的な対外関税の大半は違法」と判断したことでトランプ政権の先行き不安も金買いを後押し、3600ドルを試すまで上げ幅を拡大。米長期金利の上昇でドル高となったが、中盤から後半も高値圏で推移した。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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