ドル円、146円台には慎重も上値への戻りに期待=NY為替
その後、ドル円は145.65円付近での推移となっている。本日の為替市場はドル高が優勢となり、ドル円も買い戻しが優勢。NY時間に入って一時146円を試す動きも見られたものの、146円台は回復せずに伸び悩んでいる。
イランとイスラエルの間で停戦が合意し、中東情勢への懸念が和らいでいる。有事のドル高は後退しているものの、停戦により市場心理が月末の資金フローや今後発表の米経済指標に移っているようだ。そのような中、本日はドルショートの巻き戻しを活発化させている模様。
目先は146円台を回復し、100日線が控える146.65円付近を試しに行くか注目される。ドルショートの巻き戻しもさることながら、円ロングも、減少こそしているものの、なお高水準で積み上がっており、ポジションの巻き戻しが出易い状況にはある。その意味では短期的に、月末を控えた週内は、ドル円の更なる上値への戻りも期待できそうではある。
USD/JPY 145.63 EUR/JPY 169.31
GBP/JPY 198.39 AUD/JPY 94.54
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。