EU通商担当、米商務長官ら29日協議
EUのシェフチョビッチ欧州委員(貿易・経済安全保障担当)は、ラトニック米商務長官およびグリア通商代表部(USTR)代表と29日に協議を行う予定だと述べた。EUは、米国による上乗せ関税発動期限である7月9日より前に交渉をまとめようと取り組みを加速させている。
シェフチョビッチ氏は訪問先のドバイでの会見で、ラトニック、グリア両氏と1日おきに協議することで合意したと説明した。
一方、28日にはドイツのBMWとメルセデス、フォルクスワーゲン(VW)が関税問題でラトニック商務長官と集中協議を行っており、合意成立に近づいていると独紙ハンデルスブラットが報じている。ラトニック長官は独自動車メーカーの米国工場からの輸出と、欧州からの輸入を相殺するモデルの開発を指示する。事情に詳しい関係者の話として報じた。
BMWのオリバー・ツィプセ最高経営責任者(CEO)とメルセデスのオラ・ケレニウスCEO、VWの北米部門CEOキエル・グルーナー氏は4月末にホワイトハウスを訪れた際、トランプ大統領にこのアイデアを示したという。

執筆者 : MINKABU PRESS
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