米10年債利回り小幅に低下 下に往って来いの展開 関税が再浮上=NY債券概況
米国債利回り(NY時間16:29)(日本時間05:29)
米2年債 3.991(+0.001)
米10年債 4.511(-0.018)
米30年債 5.037(-0.002)
期待インフレ率 2.346(-0.017)
※期待インフレ率は10年債で算出
きょうのNY債券市場で10年債利回りは低下したものの小幅に留まった。下に往って来いの展開が見られた。序盤は2つの関税のニュースが伝わり、市場はリスク回避の雰囲気を強め、利回りも低下した。トランプ大統領がアップルへの25%超の関税を課す可能性を示唆したことと、大統領がEUに6月1日から50%の関税を課すことを表明したことの2点。
ただ、直ぐに市場は落ち着きを取り戻し、利回りは下げ幅を縮小している。米財政赤字への懸念は根強く、上値での戻り売り(利回り上昇)の出ていた可能性もありそうだ。
2-10年債の利回り格差は+52(前営業日:+54)に縮小。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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