植田日銀総裁の会見を前にドル円144円回復、1週間ぶり 2%目標達成時期1年先送り
植田日銀総裁の会見を前にドル円144円回復、1週間ぶり 2%目標達成時期1年先送り
きょうの日銀は市場が想定していたよりもハト派だった。公表された日銀展望リポートでは2%の目標達成時期が1年先送りされたほか、25年度のGDP見通しと物価見通しを下方修正、経済物価見通しは25年度と26年度は下振れリスクの方大きいと指摘。ハト派据え置きを受け円全面安、このあと15時半の植田日銀総裁の記者会見を前にドル円は144円台を回復、先月25日以来およそ1週間ぶり。
日銀は基調的な物価上昇率が物価安定目標とおおむね整合的な水準で推移する時期について、前回1月時点では「24年度に2%台後半、25年度2%台半ば、26年度に概ね2%程度と予想」だったが、今回は「25年度に2%台前半、26年度1%台後半、27年度に2%程度と予想」と記載。

執筆者 : MINKABU PRESS
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