ドル円は143円台での推移が続く=NY為替序盤
きょうの為替市場、ドル円は143円台での推移が続く中、NY時間にかけてやや売りが優勢となっており。143円台前半に値を落としている。明日でトランプ大統領は就任から100日目だが、就任以降の目まぐるしい展開も一息といったところ。何もメドはついていないが、市場には次の展開を見極めたい雰囲気も出ているようだ。
一部報道で日米財務相会談で、ベッセント財務長官が「ドル安・円高が望ましい」と述べ、トランプ大統領の意向に沿って為替水準への強い懸念を表明したと報じられていた。日本側は事実無根と強く否定。赤沢経済再生担当相が2回目の交渉を行うため30日に訪米することを明らかにしているが、市場ではトランプ政権の円安是正への意向が強いとの見方も根強くドル円は上に行きにくい雰囲気もあるようだ。
材料一巡の中、今週は日銀決定会合や米雇用統計などのイベントを控えている上、本邦勢は大型連休に入ってくる。方向感も出づらい中、短期的には143円を中心としたレンジ相場を見込む声も聞かれる。
なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は142円に観測されている。
28日(月)
142.00(5.7億ドル)
29日(火)
144.00(25.0億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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