トランプは関税利用して中国の孤立化狙う、一部の国に対し米国か中国か選択するよう求める可能性
トランプは関税利用して中国の孤立化狙う、一部の国に対し米国か中国か選択するよう求める可能性
トランプは関税を利用して中国を孤立化させる計画だとWSJが報じている。トランプ米大統領は70カ国以上の貿易相手国に対し関税交渉を利用して中国との取引を制限するよう圧力をかける計画だという。トランプ氏は一部の中南米諸国に対し、米国か中国かどちらかを選択させることを検討しているとコメントした。
米中貿易摩擦はさらに激化する恐れ。2大経済国の対立激化は世界経済に大打撃を与え、それは米国にも影響する。このところリスク回避のドル買いは見られず米景気後退懸念でむしろドルは売られる傾向にある。
エヌビディアの「H20」製品が今後、対中輸出許可が必要になる。この新たな規制は「無制限」に適用され、この規制によりエヌビディアは今四半期55億ドルの損失を警告。時間外でエヌビディア株は一時7%近く急落する場面があった。
また、トランプは重要鉱物に対する関税の必要性について調査を開始。行政措置に署名したことで新たな関税導入が警戒されている。希土類元素を含む重要鉱物が対象。ウランや加工された重要鉱物とその派生製品も対象となる。米商務長官は270日以内に調査結果を提出する。

執筆者 : MINKABU PRESS
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