ポンドドル、1.26ドル割れを試す展開=NY為替
きょうの為替市場はドル買いが優勢となる中、ポンドドルは1.26ドル割れを試す展開が見られている。1月中旬からのリバウンド相場の流れに変化はなさそうだが、本日1.27ドル台後半に来ている200日線を前に若干上値が重くなっている雰囲気もある。
本日はスターマ―英首相がワシントンを訪問し、トランプ大統領と会談を行っている。ウクライナ問題や軍事基地といった安全保障が議題の中心のようで、通商関連のニュースは少ない。トランプ大統領はEUには自動車などに25%の関税を課す方針を示していたが、英国に関してはない。英政府は、英国は米国と貿易問題を抱えておらず、関税はないのではと考えているようだ。
ディングラ英中銀委員の講演が伝わっていたが、「世界経済が分断されても、秩序ある形で分断されれば、各国の経済が移行し、新たな地政学的展開を反映して価格が再調整される間、金融政策による対応は必要ない」と述べていた。英中銀はサプライチェーンの混乱の程度次第で対応していくとの考えを示している。また、英国のインフレへの全体的な影響については、米国の輸入コスト上昇とドル高による直接的な影響は、世界的な物価上昇圧力の低下によって相殺される可能性が高いとしている。
GBP/USD 1.2607 GBP/JPY 188.83 EUR/GBP 0.8253
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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