ラティス・セミコンダクターが決算受け大幅高 粗利益率の見通しが予想上回る改善=米国株個別
(NY時間11:29)(日本時間01:29)
ラティス・セミコンダクター<LSCC> 59.62(+5.15 +9.45%)
半導体製品のラティス・セミコンダクター<LSCC>が大幅高。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を下回った。また、粗利益率が予想を大きく下回っている。
ただ、株価はポジティブな反応を示している。アナリストは第1四半期の粗利益率の見通しが予想を上回る改善を見込んでいる点を指摘。「第4四半期の粗利益率は一時的な費用計上によるもので、第1四半期は69%を予想しており、これが真の一時的なイベントであったと確信できる」と述べた。
また、「第4四半期の直接の顧客への出荷が16%に上昇し、それは正常な水準に戻ったことを示唆しており、より健全な需要環境の指標となる」とも述べた。直接の顧客への出荷はこれまで3四半期に渡って10%を下回っていた。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):0.15ドル(予想:0.19ドル)
・売上高:1.17億ドル 31%減(予想:1.17億ドル)
・粗利益率(調整後):62.1%(予想:68.0%)
・営業利益率(調整後):17.1%
(1-3月・第1四半期見通し)
・売上高:1.15~1.25億ドル(予想:1.19億ドル)
・粗利益率(調整後):68~70%(予想:68%)
【企業概要】
通信・コンピューティング・産業・自動車・消費者市場向けに、プログラマブルロジック半導体製品・システムソリューション・設計サービス・ライセンスを通じて収益化するテクノロジーを開発・提供する。AIとネットワークエッジにおける顔検出・画像認識・ビデオ分析などのアプリケーションもサポートする。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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