ドル円、本日の下げで200日線を下回る=NY為替
きょうの為替市場でドル円は売りが加速しており、152円台前半まで下げ幅を広げている。この日発表のISM非製造業景気指数が予想を下回ったことをきっかけに売りが加速している。本日の下げで200日線を下回っており、明日以降の動きが注目される。
トランプ関税への懸念がひとまず一服する中、ドル安が続いていることや、円高もドル円を押し下げ。円については東京時間に発表された12月実質賃金がプラスになったこともサポートしたようだ。前回11月分もプラスに上方修正されている。日銀の年内の追加利上げを後押しする内容ではある。
ただ、トランプ関税への脅威が一旦収まっていることで、再びドル安の動きが出ているが、持続性には懐疑的な見方が多い。米経済が相対的に力強く推移しているほか、落ち着いているとは言え、貿易戦争への懸念は今後も続くと見られている。現在のドル安は一過性に過ぎないと見ている向きも少なくない。米経済の好調さや、FRBの追加利下げへの慎重姿勢で、長期的なドル高の流れに変化はないと見られているようだ。
USD/JPY 152.33 EUR/JPY 158.75
GBP/JPY 190.66 AUD/JPY 95.90
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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